飯塚の時間を、一館でさかのぼる。飯塚市歴史資料館へ
立岩遺跡の重要文化財から、黒田二十四騎図絵馬、炭鉱の記憶まで。飯塚を歩く前に、この街の長い時間を一館でたどれます。
飯塚の歴史は、炭鉱だけでは始まりません。弥生時代の立岩遺跡、黒田家にまつわる資料、暮らしの道具、そして石炭産業の記憶。飯塚市歴史資料館には、街の長い時間をつなぐ手がかりが集まっています。
名所を巡る前に立ち寄れば、見える景色の意味が変わります。飯塚を「知ってから歩く」ための入口です。
弥生時代の飯塚は、石包丁の生産地だった
資料館を代表する展示の一つが、国の重要文化財に指定された立岩遺跡の出土品です。立岩丘陵では、稲穂を摘み取るために使われた石包丁が数多く作られ、各地へ運ばれたと考えられています。
約2,000年前の飯塚に、人と物が行き交う拠点があったことを出土品が伝えます。模型や実物を見ながらたどると、教科書の「弥生時代」が、この土地の物語へ変わります。
黒田家から石炭の時代まで
館内には、日本最大級とされる「黒田二十四騎図絵馬」や黒田藩関連資料が常設展示されています。さらに旧石器時代から近代までの出土品、民俗・歴史・石炭資料など、約1,500点が紹介されています。
一つの時代だけに絞らず、飯塚がどのように形づくられてきたかを連続して見られるのが魅力です。旧伊藤伝右衛門邸や嘉穂劇場へ向かう前に石炭資料を見ると、街の近代建築が生まれた背景も理解しやすくなります。
史跡巡りの「予習室」にする
鹿毛馬神籠石や立岩遺跡など、屋外の史跡は説明なしでは全体像をつかみにくいことがあります。まず資料館で地形や出土品を知り、その後に現地へ向かうと、石列や土地の高低が読み解きやすくなります。
企画展や講座も開催されるため、常設展示だけでなく当日の案内も確認してみてください。
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 福岡県飯塚市柏の森959-1 |
| 開館時間 | 9:30〜17:00(入館は16:30まで) |
| 休館日 | 水曜日(祝日を除く)、12月29日〜1月3日、臨時休館日 |
| 入館料 | 一般230円、高校生110円、小・中学生50円 |
| 電話 | 0948-25-2930 |
展示替えや臨時休館があります。訪問前に開館時間・利用料金をご確認ください。


